インフル薬「アビガン」有効性確認=新型コロナ治療、後発薬量産へ―中国|時事メディカル

2020/03/18 07:59
2020/03/18 07:59

 【北京時事】中国科学技術省は17日の記者会見で、新型コロナウイルス感染患者の治療薬として、富士フイルムのグループ会社が開発した新型インフルエンザ薬「アビガン」の有効性を臨床試験で確認したことを明らかにした。

 アビガンの有効成分「ファビピラビル」に関するライセンス契約を富士フイルムと2016年に結んだ中国の製薬大手・浙江海正薬業が、後発医薬品を量産する方針だ。同社は先月、中国国家薬品監督管理局から認可を取得している。

 臨床試験は、湖北省武漢市と広東省深セン市の病院で計200人の患者を対象に行われ、投与した患者の方が短期間に陽性から陰性になり、肺炎症状なども改善したという。アビガンは日本でも先月から患者への投与が始まっている。 (C)時事通信社

(2020/03/18 07:59)


16日夜行われたG7首脳による緊急のテレビ会議の報告の中で、安倍総理大臣は、治療薬の開発加速に向けた英知の結集についても述べた。

 

米で開発中のワクチン 臨床試験開始 実用化までには1年以上か|NHK NEWS WEB(2020年3月17日 12時29分)との報道や、ワクチン流通「今秋までに」 欧州委員長、独企業に期待―新型コロナ|時事ドットコムニュース(2020年03月18日09時09分)』もある。

 

しかし、ワクチンの開発には時間がかかるため、まずは、抗新型インフルエンザウイルス薬である「ファビピラビル(アビガン)」に期待したい。


関連情報

新型インフルエンザ対策におけるファビピラビルのあり方について

平成29年3月27日

厚生科学審議会感染症部会決定

https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000157878.pdf

医療用薬品:アビガン
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アビガン錠に関する情報
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